塗装天板について
塗装天板について
家具の塗装天板と聞くとウレタン塗装やUV塗装をイメージしそうですが、&FRELでは板金天板への塗装処理はメラミン焼付塗装となります。
メラミン焼付塗装は一般的な鋼製家具や電気製品、事務機器などで使われております。
熱を加えることにより硬化するメラミン樹脂とアルキド樹脂が合成された塗料を使い約140°Cの熱を約20分加えることにより塗装します。
塗料を吹き付ける前に被膜処理『リン酸鉄』を施し塗膜の耐食性や塗装の密着性を向上させています。
上記のようにしっかりと塗装を施しておりますが屋内用に向いており屋外の使用には向きません。直射日光が当たると紫外線の影響により塗装色が劣化する可能性があります。
塗装天板のメリット
天板部と脚部を同じ塗装で処理することが出来、特にデザイン面で一体感のあるカラーコーディネートが可能となります。&FRELのECサイトでは板金天板として5色の色展開をしております。色展開については国内生産、自社生産の強みを生かし今後&FRELのECサイトで新しく追加される色やお客様の要望をよく反映し時代に合わせた色展開を図っていきたいと思います。
また素材が全てスチールとアルミのため100%のリサイクル可能となり、昨今のSDGsに謳われている持続可能な未来実現に大きく貢献する製品となります。
塗装の厚みについて
メラミン塗料の塗膜、いわゆる塗装の厚みは弊社では約20μmから約45μmとなりいろいろな塗装仕上げの中でも膜厚の薄い分類に入ります。人の髪は50μm~100μmとのことで髪の毛よりも薄い厚みとなります。薄く均一に塗れることから化粧乗りのよい仕上がりが期待できます。お化粧に例えると厚化粧と薄化粧の差とイメージしていただければわかりやすいと思います。
天板塗装面を傷つけない上手な使い方
天板面はメラミン焼付塗装が施されておりますが塗装表面硬度より硬い材質で擦ればスクラッチなどの傷がついてしまいます。一般的なメラミン樹脂塗装の硬度はH程度です。
【実例スクラッチ:電動ドライバーの先端を天板面に当ててしまった傷】
製品を末永く使っていただく場合には市販のデスクマットを使っていただければ幸いです。
【ニトリ半透明デスクマット70cmx37cm】
お手入れ
水に濡れたときには乾いた柔らかい布でふき取ってください。小さなチリなどが付着している布や雑巾で拭くと傷の原因になることがあります。汚れが取れにくい場合には柔らかい布を中性洗剤液に浸し、よく絞ってから汚れをふき取ってください。注意点としてベンジン、アルコール類及び化学ぞうきんの使用はしないでください。塗装面を傷める可能性があります。
&FRELにおける色バリエーションについて
板金天板としての製品はTSオープンシェルフとTSスチールデスクとなります。
カラーはブラック、ホワイト、ホワイトピンク、グレージュ、アイボリーの5色展開となっています。
この5色の中でブラックとホワイトは弊社でよく使う塗装色で標準の塗装色を使用しています。ホワイトピンクとグレージュ、アイボリーについてはこの製品のオリジナルカラーとなり新規に若手女性社員の意見を100%取り入れて塗料を作成しました。少し技術的な話となりますが冒頭で話したメラミン焼付塗装は艶出しの比率を変更するのが得意な塗装となります。標準の塗装色は艶感30%の塗装でホワイトピンクとグレージュ、アイボリーについては艶無し(艶5%以下)の塗装色となります。艶感30%とは簡単に解説しますと蛍光灯の光が30%反射しているイメージです。ぎらつきがほとんどなく高級感を感じる仕上がりとなっております。今回追加した3色については艶無し(艶5%以下)となりいわゆるマット塗装となります。光の反射がほとんどなく落ち着いた質感を演出しております。
ブラック塗装について
ホワイト塗装について
マンセル色番号はN9となります。このマンセル色番号が0に近づくほど黒になり10に近づくほど白になります。(色値を明記) 最近はやりの白い部屋、雑味のない部屋にしたい方にお勧めです。
ホワイトピンク塗装について
白にピンクを少し混ぜたような淡いピンクです。ソメンヨシノの花びらのようなピンクを目指して色を作成しています。ピンクの存在感を出来るだけなくしてみる人が見れば白と間違えるほど落ち着いた淡いピンクですので大人の女性が使っても遜色のない色です。
グレージュ塗装について
アイボリー塗装について