テーブルサイズの選び方
テーブル・デスクを選ぶとき、サイズをどうやって決めればよいのか悩むことはありませんか?
使う人数は何人なのか、どれくらいの広さの部屋に置くのか、どういった用途に使うのか……。悩むことは多くありますが、4つのポイントから考えることでテーブル・デスクに必要なサイズを簡単に導き出せます。
1. 食事に必要なスペースで選ぶ
家庭でテーブルを使うときの基準として覚えておきたいのが、1人が食事をするときに必要なスペースです。
一般的にダイニングテーブルなどで食事をするとき、1人分のスペースとして「幅60cm x 奥行40cm」が必要と言われています。これは1人分の食器を並べた上で、隣の人と体が当たらないために必要なスペースです。
4人家族でテーブルに向かい合って2名ずつが着席するとすれば、
幅60cm x 2名 = 120cm
奥行40cm x 2名 = 80cm
という計算でテーブルに必要なサイズを割り出せます。
ただし、実際にこのサイズで大人2人が横に並んで食事をすると、横の人との距離が近く、狭く感じるはずです。テーブルの上に常に調味料やティッシュペーパーなどが置いてある場合も、やはりもう少し広さに余裕が必要です。
ゆったりとした時間を過ごしたいダイニングテーブルでは、4人掛けであれば幅150cmのサイズをオススメします。
2. デスクワークに必要なスペースで選ぶ
テーブル・デスクでデスクワークをする場合、食事よりも広いスペースが必要になります。ただし、どのくらいの広さが必要なのかは仕事の仕方、つまりその人のワークスタイルで変わってきます。
例えばノートパソコン1つだけであれば、1人分の食事に必要なサイズである幅60cm x 奥行40cmに置くことはできますが、他に物を置く余裕はほとんどありません。
小学校の机のサイズが幅65cm x 奥行45cm※ですから、それをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
※新JIS規格。1999年までの旧JIS規格では幅60cm x 奥行40cm。
PCモニターを置いたり、書類を広げたりする必要があれば、一般的には1人分のスペースとして最低「幅100cm x 奥行70cm」が必要です。
3. 部屋のレイアウトに必要なスペースで選ぶ
テーブルのサイズ選びで忘れてはいけない重要ポイントが、動線を確保した部屋のレイアウトです。動線とは、人が家の中で生活をする上で移動する経路のことです。動線がふさがっていたり、極端に狭かったりすると住みにくく不便に感じます。
まず、人が1人でゆったり通るには幅60cmの動線が必要と言われています。仮に横歩きだとしても最低幅30cm以上は必要になります。
2人ですれ違う場合は、90~120cmとさらに広いスペースが必要ですので、人の出入りが多い場所にテーブルを置く場合は特に注意してください。
また、見落としがちなのが椅子を配置したとき。椅子を引いて座ったり立ったりするには最低でも幅60cm以上、余裕を持てば75cm以上は必要と言われています。ギリギリに配置すると、椅子のすぐ後ろが壁になり圧迫感が出てしまいますので、余裕を持ったレイアウトをオススメします。
4. 椅子との高さの差で選ぶ
幅や奥行と同じように大切なのが、テーブルの高さです。テーブルの高さを決めるには、合わせて使う椅子の高さと一緒に考えるとよいでしょう。
そのときに基準となるのが「差尺(さじゃく)」です。差尺とは、床からテーブルの天板までの高さと、椅子の座面までの高さを比較したときの差のことです。
身長や座高によっても変わりますが、差尺は一般的に27~30cmがよいと言われています。&FRELのテーブル・デスクの基本サイズは高さ70cmですので、日本の家具メーカーが一般的に販売しているダイニングチェアの座面の高さ(42cm~43cm)にピッタリです。
なお、海外家具メーカーのダイニングチェアでは座面が45cm程度に設定されていることが多くあります。その場合、テーブルの高さは72~75cmが理想となります。数cmの差ですが、実際に座ってみると大きな差を感じるはずです。
&FRELでは幅・奥行だけでなく高さも1cm単位でサイズオーダー可能(変更可能範囲:55~72cm)ですので、海外家具メーカーの椅子から、ソファのように座面が低い椅子との組み合わせまで、どんな椅子にもマッチするテーブル・デスクをお届けいたします。