プラナカン住宅

プラナカン住宅

みなさん、こんにちは。&FRELの杉浦です。

今日は先日のブログでも少しふれたプラナカン住宅についてご紹介しようと思います。プラナカンとはマレー語で「ここで生まれた子」という意味で、15世紀頃からマレーシアをはじめとした東南アジアに移住した中華系の人たちと現地の人々が交わり合っていく中で生まれてきた独自の文化を一般的にはさします。

とはいえ何を持ってしてプラナカンなの?というと私もうまく説明できないところもあります。そして現在も続いている文化でもあるので時代ごと、区切り方によってプラナカンのイメージも異なるのかも知れません。

シンガポールのプラナカン建築

マレーシアにはマラッカやペナンといった観光地としても有名な地域がプラナカン建築が見られる場所として有名ですが、そういった地域だけにプラナカンの方が移住したわけではありませんので、いろいろな場所でプラナカンの流れを汲んだプラナカン建築を見ることができます。

プラナカンは長い歴史を持っている文化で、その文化的な背景や流れももちろん興味深いのですが、まずはやはり目で見て楽しむのが一番だと思います。

 

豪族のプラナカン住宅

プラナカン建築とひと口にいっても有力者の住んでいた華麗な邸宅から、商売を営んでいた方の実用的な住宅までさまざまです。一方で間取りの取り方や吹き抜けのつくりかたなど邸宅の大小に関わらず共通点も見られます。

最近ではプラナカン住宅をリノベーションしたホテルも多く、料金も良心的なので海外の方を中心に人気です。私も先日宿泊して見ましたが、とても心地の良い空間でした。特に内部に設けられている吹き抜け、「家の中だけど外」という空間はなんとも気持ちがいいものです。

 

建築とインテリア、そして風土や気候も結びついたスタイルなので、日本で取り入れるのは少し難しいかも知れませんが、老後はこんな家で住みたいな、、、と思ってしまいました。

可愛い蛇口