TSハイチェア発売 その2
みなさん、こんにちは。&FRELの杉浦です。
今回は先週に引き続き、3月に発売予定のTSハイチェアについてお話ししたいと思います。
前回はアイデア・デザインから設計・製造に至る過程をお話しさせていただきましたが、今回は製品の仕様についてご紹介させていただきます。
本革座面
この製品の一番の特徴は、やはり本革を使用した座面になるかと思います。今回使用している本革の種類はバッファローレザーです。丈夫な革である一方、しなやかさや柔軟性もあり、家具はもちろんカバンやジャケットなどにもよく用いられます。経年変化をしやすい部類の革種になりますので、使い込むほどに程よいエージングを楽しむことができるかと思います。
シートクッション
TSハイチェアの座面にはモールドウレタンという製造方法で製作したクッションを使用しています。アルミの金型にウレタン液を流し込んで発泡させる方法で、パン生地が膨らんでいくようなイメージです。金型を使うので、複雑な形状にも対応でき、疲れや疲労を軽減させられる形状をかたちづくることができます。
座り心地の面で、モールドウレタンのメリットはたくさんあるのですが、椅子の形状・デザインに合わせて一点づつつくる必要があるため、汎用性は低く、また金型費用もかかります。
一方、比較的価格帯の安い椅子のクッションには、ブロック状のスポンジクッションをスライスしたスラブウレタンというクッションがよく使われます。芯材に合わせてカットしたウレタンを貼り付けてシートにする方法で、汎用性はありますが、モールドウレタンのように自由に形状をつくったり凹凸を出すことはできません。
TSハイチェアはスツールですが、このモールドウレタンを採用していますので、快適な座り心地を得ることができます。
脚構造
TSハイチェアの脚は丸でも四角・長方形でもないオーバル型のパイプ(23mmx12mm)を使用しています。見る方向によって細く見えたり、曲面が強調されて見えたりと、円や四角の脚とは少し違った見え方が特徴です。
もちろん強度面においても、オフィス基準の試験をクリアしており安心してお使いいただけます。
以上、製品仕様について簡単に説明させていただきました。安いものだと千円を切るほどの価格帯からあるスツールですが、少しこだわりのある製品を選んでインテリアのアクセントとしてみてはいかがでしょうか?
今回諸事情で数量限定販売です。気になる方は早めにチェックしてください!