2023年の色は!
みなさん、こんにちは。&FRELの杉浦です。
2022年はもう終わりですが、「2023年の色」がアメリカの色見本会社でもあるPANTONE社から発表されました。PANTONEは世界標準ともいえる色見本をつくっている会社で、家具、建築、車などあらゆる分野での色検討に使われています。そのPANTONE社が毎年今年の色というのを発表するのですが、今年は、、、
だそうです。私自身あまりピンときませんが、PANTONEの影響力は大きいですので、この色を使用したモノは一定数量必ず出てきます。2023年、ちょっと観察してみてください。
ちなみに歴代のカラーは以下のとおりで、比較的落ち着いた色合いが続いた近年の傾向からすると、今年はかなり力強くビビットな印象です。
暗いニュースも多かった2022年ですので、明るく強くいこうというメッセージ性もあるのでしょうか?
家具デザイナーの視点として見ると、これはなかなか難しい色です。大きな面やボリュームで使用するとちょっと強すぎる、ポイントで使うにしても相手の色を選ぶ色で、世界中のデザイナーがどのようにこの色を料理するかという視点で見てもなかなか面白いです。
ちなみに色の選定ですが、2023年の色という設定からもわかる通り、未来の色を決めています。つまり流行語大賞など実際に流行ったものを選ぶわけではなく、流行らせようという色を2022年に設定しているわけです。業界として色の方向性を先に決めていくという、商業的な意図も多分にあるのだと思います。
選定は委員会があったり、様々な分野の人の意見を踏まえてということらしいのですが、はたしてそんな過程で意見まとまるかなと、ここまで書いて一番不思議に感じてしまいました。。。