大判本・ハードカバー本へのあこがれ

大判本・ハードカバー本へのあこがれ

みなさん、こんにちは。&Frelの杉浦です。

6月に入り梅雨入りする地域もでてきましたね。マレーシアには梅雨は無いのですが、雨季と乾季があります。いわゆるスコールのような雨が午後にさっと降るというのが雨季の特徴でしたが、私がマレーシアに来てからの10年で随分と雨の降り方も変わってきたように感じます。ゲリラ豪雨のような雨が数時間にわたって降り続いたり、朝から夜までしとしとと降り続いたり。これも環境の変化なのでしょうか。

Book Xcessという名の本屋

今日は最近時間があるとつい赴いてしまうマレーシアの本屋についてご紹介したいと思います。それはBook Xcessという名前でマレーシアに展開している本屋で、洋書のハードカバー・大判本を中心に様々な本(新品)が廉価に売られています。ちなみにXcessは英語のexcessからきていて、excess=過剰、つまり市場で余ってしまっている本を集めてきて、廉価な価格で売るビジネスモデルです。

各店舗のつくりはなかなか凝っていて、広いスペースに本棚を連続的にレイアウトされ、とても気持ちのいい空間になっています。多くの店舗ではカフェも併設されていて、今日本でも多くみられる本屋さんのスタイルに似ています。

ここに置かれている本の多くはいわゆる大判・ハードカバーの本で、ジャンルも小説やビジネス書はもちろん、アートやデザイン、料理、旅行記、子供向けの切り抜き本など様々です。ハードカバーですので表紙や装丁自体が美しい本も多く、店舗のインテリアと相まって心地の良い空間となっています。

さて今回のタイトルにもある大判・ハードカバー本ですが、重たくてかさばって場所も取りますよね。作品集や写真集になるとバーベルと変わらない重さになってしまいます。でもやっぱりその大きさと重量がいいんですね。

大判本へのあこがれ

デザイン事務所や建築事務所いうと、大きな本棚があって、そこには様々な洋書ハードカバー本、作品集が詰まっていて、、というイメージを抱く方も多いかと思います。インターネットなどで得られる情報も今と比べればものすごく少なかったので、こういった本がまさに情報の源となっていたのだと思います。とにかくそういうインテリア・雰囲気がかっこよくて、学生時代の私はまさにそんなシーンにあこがれを抱いていた一人でした。

本を買って中身を見たいという思いももちろんですが、そういう大判の作品集や写真集が詰まっている本棚にも憧れていたような気がします。買うこと・所持すること・並べていくことで少し気持ちが昂るような感覚でしょうか。

そんな若いころの思い出もあり、また価格的にお手頃なこともあり、Book Xcess行くたびに重たい本がどんどん増えていくわけですが、一冊が大きくて重いですし、置ける場所も限られているのでいろいろと不都合も出てきます(笑)

ということで、ニッチなニーズかもしれませんが、大きな本を美しく並べられる書棚のデザインを少しづつ進めていこうかと思っています。