さよなら2022、そして大掃除

さよなら2022、そして大掃除

みなさん、こんにちは。&FRELの杉浦です。

今年最後のスタッフブログとなります。今年書いたブログを数えたら、今回のブログを入れて32ブログ、一月に3つはアップしていこうと考えていましたが、ちょっと届きませんでした。まだまだこのブログの認知度はとっても(本当にとっても)低いのですが、来年も製品と共に頑張っていきたいと思います。まずは一年間ありがとうございました。

さて年末と言えば大掃除で、大掃除と言えば断捨離、断捨離と言えばこんまりこと近藤麻理恵さんですね!?私自身、こんまりさんの著書やテレビなどはあまり拝見したことがないのですが、世界中でこんまりさんの本や動画が大人気なのはみなさんご存じの通りです。

そんなこんまりさんのビジネスについて、先日あるオーディオメディアで話題にされていたのですが、ひとつ「うーん」と唸らされてしまう話がありました。それを簡単に要約すると、、、

”少なくともここ何百年の人類の歴史は、何かをつくり、何かを売りその対価としてのお金をもらうことで商いをしてきて、富を生んできた。いかに経済的に効率よく実態のあるモノをつくるか?という事が、ビジネスと直結してきた。でもこんまりさんは、ものつくるどころか減らす、無くしていくことで絶大な人気と富を生んでいる。しかもつくることと違って、減らす行為は大きな工場や特別な材料も必要としない。”

当たり前の話と言えばそうなんですが、私はすごい発明だな!と思ってしまいました。モノがたくさんあることがある種の豊かさになっていた時代から、モノが少ない、存在が目立たない、ミニマルな価値観の強さがどんどん増していることは、みなさんも日々の生活の中で感じていることかと思います。

引っ越し前、何もないマンションや新築の家の空間に立って、その広さや潔さを維持しようと心に誓うも、一月経てば部屋はモノであふれ、片づけたくとも収納が足りない、、、という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

モノが欲しいという人間本来の欲求と、ものが少ない・ミニマルなことが豊かさにつながるという考えが、今まさに混ざり合っている時代のような気がしています。

そんなことを考えをめぐらせながら思うのは、家具をデザインしたりつくる事はもちろん苦労はあるのですが、お客様が対価を払っても、部屋の一部のスペースを家具の為に使っても欲しいと思っていただける製品をつくるのって本当に難しいなということ、そして数ある選択肢や条件の中で&FRELの家具を選んでいただいたお客様に本当に「ありがとうございました」ということでした。

来年もみなさんに選んでいける、みなさんの空間に置きたいと思ってもらえる製品をたくさんデザイン・製造していきたいと思いますので、2023年も&FRELをよろしくお願いします。

今年一年ありがとうございました。&FRELスタッフ一同