新たな風景
みなさん、こんにちは。&FRELの杉浦です。
9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。私も先週まで日本に戻っていたので、その暑さを実感しました。マレーシアよりも確実に暑いと思います(笑)
今回日本に戻った際、宇都宮に新たに開業したLRT、宇都宮ライトレールを見学してきました。国内で新たな路面電車が開業するのはなんと75年ぶりとのことで、メディアでも多く紹介されていましたね。
構想から開業までの紆余曲折を経て、こうして実際に走り出した列車を実際に見た時には私も感動しました。単純に鉄道が好きということもありますが、このような巨大プロジェクトが実際に完成し(構想は1987年からとのこと)、現実に街の風景の一つとなって目の前にあることに心を動かされました。
「土木は100年の計」とも言われます。むかし神社や仏閣などを建てるためには、良質な木がまず必要でした。まずは建築をつくるための良質な木を育て、何十年も先に建てられるであろう建築のために、100年単位で計画をする、このような100年単位で考える計画を「100年の計」と言います。
植林をした人はもちろん、木を育てた人も完成した姿をみることはできないかもしれませんが、次の世代に向けて、世代を超えて計画をすることが当たり前に行われていたとも言えます。
LRTが開業した今の姿は美しく、印象的です。ですが本当にこの公共事業が評価されるのは、30年後、50年後に街の風景がどう変わり、人の暮らしがどのように便利に変わってくいのか?ということなのかも知れません。
宇都宮ライトレールの未来を期待しています!