マレーシアでの引っ越しとその後の悩み

マレーシアでの引っ越しとその後の悩み

こんにちは。&FRELの杉浦です。

年末年始にかけて引っ越しをしました。マレーシアでの引っ越しはこれで4回目、良くも悪くもいろいろなことに慣れました。初めから完璧を期待しなければ、事前に対策が取れます。イライラすることもありますが、ポジティブに考えれば、何とかなるという心構えを持つことは何をするにも大事なことと捉えています。(笑)

マレーシアの賃貸事情

せっかくなのでマレーシアの住宅事情、特に賃貸事情についてお話したいと思います。 

私のように仕事でこちらに来ている人や、永住を目的としていない人は、基本的には賃貸物件を借りることになります。日本と異なるのは、マンションが一括で管理されている物件というのはほとんどなく、基本的には部屋を保持しているオーナー、その中間に入る仲介業者、そして借り手という関係になることです。短中期での契約を前提とする場合は、家具・家電付き物件というのが一般的で、余計な手間や処分を考えるととても楽なシステムと言えますが、問題が発生した場合はオーナーとの直接やり取りとなり、対応が悪いオーナーに当たると、なかなか不具合を直してくれなかったり、壊れたものを取り換えてくれなかったりといろいろとストレスが溜まることになります。

家具は基本オーナー側によって選択されていますので、同じマンションであっても、オーナーのセンスによって、良くも悪くもなります。すごくセンスがいいと感じられるインテリアもあれば、なんでこんな事になってしまったのか、、、という部屋もたくさんあります。自分の好みに合わない家具と毎日過ごすのはなかなか辛いことですので、譲れない部分と妥協する部分でバランスをとりながら決めることになります。

デスクの高さの悩みとストレス

今回私が引っ越したマンションも家具付きの物件です。IKEA一辺倒(本当にIKEAだらけです)ではなく比較的落ち着いた造作家具類で構成されたところが選択の決め手となったのですが、やはり個別に見ていくと問題もあります。特に私が今ストレスに感じているのが、下記のデスクです。

引き出し付きのデスクなのですが、引き出しをつけることと脚の空間確保を優先したのか、天板高がとても高いのです。通常家庭用のデスクは700~720mm程度の天板高さとなりますが、このテーブルは高さが800mmほどあります。天板高が構造上の都合で高く設定されるといろいろと不都合が出てきます。

まず姿勢が崩れます。せめてチェアの座高と天板面の距離を調整できればいいのですが、引き出しがあるのでチェアの座高を上げると、足が引き出しに触れてしまうのでそうはできません。適正な天板高は座面(正確には座位基準点と言います)と天板高さの差尺によって決まりますが、その調整ができないわけです。

またタスクチェアのアーム高さも適正位置に調整できません。チェアに合わせてパッドを調整すると、天板面とのバランスが崩れ、天板面に合わせてパッドを調整するとアームをしっかりと保持する位置ではなくなってしまいます。とはいえ勝手に処分はできませんので、なかなか頭の痛い問題です。

確認すべきこと知り、用途に合わせる

&FRELもそうですが、現物を見ないで家具を買う機会も随分と増えました。ひと昔まえは現物を見ずにテーブルを買うことなど無かったと思うのですが、今やどの家具メーカーも通販サイトを持っています。

豊富な写真や説明、または購入者のコメントから随分とたくさんの情報を事前に得ることはできます。ですが、やはり購入前に実物でチェックしておくポイントはあります。天板の高さ、脚間の広さなどはまさに感じて確かめるポイントです。今手元にあるデスク・テーブルでも構いませんし、ニトリやイケアなど多くの製品を展示してるところに行って、いろいろと試して、感じて、測ってみてもいいかもしれません。デザインではなく、高さや広さを確認するので、購入を考えている製品でなくとも全く問題ありません。

私が今ストレスに感じている引き出し付きデスクも、一見すると引き出しもついて収納にも便利、引き出し無しに比べたいしてコストが変わらないのであれば、ついていた方がいいかなと思ってしまいますよね。多少天板高が高くても、テーブルとして機能するのであればまあいいか、、、という気持ちもわからなくはありません。

ですがそういうオプション機能がテーブルやデスクについている場合は、一度立ち止まって考えてみましょう。化粧台として1020分程度使うだけなら、多少バランスが悪くても収納がついていた方がいいのかもしれません。ですがデスクとして数時間座るのであれば、やはり先に述べたような理由で見直すべきだと言えるでしょう。事前に自身で体感して寸法を確認しておけば、判断も容易になります。特にネット通販で製品を購入する前は、このような寸法上の問題を整理しておくだけで、起こりうる失敗リスクや後悔の可能性を減らすことができます。

&FRELの製品ページには脚間や天板下から床までのサイズも細かく明記しております。ぜひ購入前にこちらでのご確認いただき、ご自身の希望に合った製品をご購入下さい。