タスクチェアの豆知識 その1

タスクチェアの豆知識 その1

こんにちは。&FRELの杉浦です。

先日&FRELからワークチェア「CARiSSA2/カリッサ2」の販売を開始しました。この製品はオフィス家具メーカーである内田洋行ブランドで発売されているチェアで、私もチームの一員として製品開発・設計に携わってきた思い入れのある製品です。皆さんにもこのチェアの良さを知ってもらいたく、これから数回にわたって、タスクチェアに関する基礎知識とカリッサ2についてできる限り分かりやすく書いてみたいと思います。

タスクチェア・事務用チェアとは?

在宅勤務の広がりを受けて、個人でもタスクチェアを購入する機会がここ数年で随分と増えたかと思います。オフィスチェア、タスクチェア、事務用チェアなどと一般的に呼ばれますが、ざっくり言うと長時間のデスクワークを快適に行うためにデザイン・設計されたチェアと考えていただければよいかと思います。

では家庭で使われるダイニングチェアなどの一般チェアとタスクチェアとはどんなところが違うのでしょうか?

日本だけでなく、海外にもいわゆるオフィス家具メーカーと呼ばれる会社が多数あります。会社毎に様々な歴史やデザインの特性がありますが、どんなメーカーであれ自社のタスクチェアの説明をするときには、まず座り心地に関しての説明とアピールから始まります。デザイン的な特徴や昨今の社会気運の高まりから、環境面での配慮も大きくアピールされるようになりましたが、やはり座る為の道具としての快適性が一番にきます。

またその快適性にも、日々のデスクワークによる疲労や長期着座による痛みの抑制といった短期的な側面と、姿勢、特に背骨のラインを崩さないようにサポートし、長期的なユーザーの健康をサポートするという二つに大別されます。ダイニングで使用するチェアであっても、当然座り心地は考慮されているのですが、タスクチェアとは考える・想定されている着座時間のスパンが大きく異なり、それが両者を分ける一つのポイントといえます。

食事をするときには気にならなかった座り心地が、在宅勤務を始めて気になってしまった方、何か会社で仕事をしていた時と疲れ方や体の痛みが違うな?と思った方も多いのではないでしょうか?

快適な椅子に必要な条件

では快適なチェアとはどんなチェアですか?という質問に答えなくてはならないのですが、これはなかなか簡単ではありません。というのは快適さを獲得するためには、①チェア自身の機能・完成度 ②使用する人の体格や身体的特徴 ③チェアを使用するユーザーに合わせて調整する、という三つが揃って初めて獲得できるものだからです。

ちょっと長くなってしまいますので、続きは次回以降のコラムで上記①~③のポイントを中心に引き続き書いていきたいと思います。

CARiSSA2のご紹介